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新年のあいさつ

NPO法人世田谷区聴覚障害者協会
会長 唯藤節子

新年、明けましておめでとうございます。
2025年の年頭にあたりまして、新春のご挨拶を申し上げますとともに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
咋年は、「世田谷区手話言語元年」と言える年で、
①「手話が言語であること」の理解を進める世田谷区手話言語条例が施行された
②区のおしらせ「せたがや」の毎月15 日号に手話イラストが載った
③手話言語条例のp R 動画に「ブラックラムズ東京」選手が手話でアピールされた
④世田谷区役所開庁時間に必ず手話通訳者が待機するようになった
⑤世田谷区民が手話に接する機会が増えた(体験教室の充実など)
などがありました。

今年も「手話は言語・手話はいのち」の精神で世田谷区とともに邁進していきたいと思います。
私たち世聴協は、花見交流会・一泊バスツアー・雑居まつりなどの野外的行事の充実、そして、講演会・長寿の集い•土の会クリスマス交流会などの館内行事でも多くの会員のご参集がありました。そして、8 月の第5 回手話言語フォーラムでは、中村副区長や数名の区議議会議員が最後まで鑑賞されたことは、望外の喜びでもあります。

今は70年前と比べてどう変わったでしょうか?
70年前は手話通訳もない・連絡方法もない・パトライトやテレビの字幕もなかった時代で、差別と偏見の中、私たちの先輩たちの苦労は並大抵のことではなかったと思います。その意味で創立70周年記念大会は、そんな先輩たちの想いに感謝を示すべく、今年2 月9 日に、新築された世田谷区民会館ホールで開催することができることを会員のみなさま、手話関係者のみなさまとともに喜び合いたいと思います。

今年は巳年(みどし・ヘびどし)です。へびというと、しばしば嫌われ者扱いをされがちですが、一方で、脱皮を繰り返して成長することや、その生命力の強さから、「再生」「復活」「長寿」を象徴し、縁起がいい生き物とされることもあります。みなさんは、へびに対してどのようなイメージを持っているでしょうか。

巳年は「鬼が出るか蛇(じゃ)が出るか」、いったいどんな試練が、または喜びが私たちを待ち受けているのでしょうか。どんな困難に直面しても「蛇に見込まれた蛙」のように萎縮することなく、チャンスがあれば「長蛇(ちょうだ)を逸する」ことなく、ひとたび目標を定めたならば「竜頭蛇尾」に終わることがないように、健康に留意しつつ、充実した1 年にしていきたいものです。

みなさんのますますの活躍を期待しています。今年も健康第一で、皆さんと一緒に、いい1 年を過ごせるよう全力を尽くします。年頭に当たってのごあいさつといたします。

                          令和7 年元旦

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